パリ出張

ニシムラ精密地形模型の大道寺社長の依頼を受け、MANGA⇔TOKYO(会場:ラ・ヴィレット<フランス・パリ>)の巨大立体地形模型設置のお手伝いで、パリ出張に行ってきました。

M-TRIBE代表・宮本と私・若林の2名は、11月20日の深夜に羽田空港発の飛行機に乗り込みました。
現地時間21日の午前4時にシャルル・ド・ゴール空港に到着。
午前8時にラ・ヴィレット近くのホテルで大道寺氏はじめ、模型や地図のプロフェッショナル10名と合流。これから約1週間、立体地形模型を組み立てるチームです。
ラ・ヴィレット
ラ・ヴィレットは広大な敷地に建っている巨大なホールです。入館すると、会場のスクリーンやステージの構築真っ只中。

我々が設置するのは、山手線を中心とした東京都心の立体地形模型です。縮尺1/1000で、完成すると約22×17メートルになりますが、1辺約1×2メートルの発泡スチロール製のピース200個で構成されています。
各ピースは専用の巨大な輸送箱に厳重に梱包された状態で、会場の一角にまとめられていました。開梱時は、蓋を開けるのに、背の高い弊社代表が大活躍です。(弊社代表は、開梱を終えると、3日目に帰国しました)

基本的な地形や建物は各ピースにあらかじめ削り出されていますが、ここに、紙や金属でできた鉄道、道路、河川等のパーツを載せていく作業があります。
また、ランドマークとされる建物は別体になっていて、ピースによっては20個以上の建物パーツを配置しなくてはなりません。

会場の構築との兼ね合いもあり、設置スペースと離れた場所で、各ピースごとにパーツを配置し、接合部分の整合をとってから設置するという状況でスタートしました。
当初はなかなか想定通りに作業が進まなかったのですが、コツがつかめてくるのと同時に、作業環境も改善され、効率が上がってきました。

朝から晩までの作業で、パリの町を見る時間はあまりなかったのですが、昼食時はパン屋や肉屋などで買い出ししたものを持ち寄って休憩し、中日となった金曜日の夜は有志でルーブル美術館に出かけるなど、チームの結束は強まっていきます。

5日目の作業を終えた時点で、「このペースなら行けるかも」という気配が見えてきました。

完成するまで設置に携わりたかったのですが、残念ながら私は他のメンバーにあとを託し、翌日13時過ぎの飛行機で帰国しなくてはなりません。

翌朝、いちど会場に寄って挨拶してから空港に向かおうと思っていたのですが、チームの皆様から「寄らなくて良いから散髪して行きなさい」(私は旅行先で散髪してもらうのが趣味なのです)と言っていただきました。
朝一番で、パリ北駅近くの店に行きました。フランス語はまったく話せないので、スマートフォンでGoogle翻訳を使って意志の疎通を図ったのですが、無事髪を切ってもらうことができました!

MANGA⇔TOKYO(会場:ラ・ヴィレット<フランス・パリ>)は、11/29〜12/30まで開催されています。
ぜひ、巨大立体地形模型をご覧になってください。